リブセンス(Livesense)という社名は、「生きる意味」という言葉に由来しています。当社では、「生きる意味」=「幸せになること」であるという考えのもと、お客様にサービスをご利用いただくことで、提供する私たち自身も幸せになることを目指しています。こういった私たちの働くモチベーションは「幸せから生まれる幸せ」という理念として定義しています。また、当社は、新しい物の見方・行動の仕方で、世の中に常識として定着するサービスを開発するという意志で、「あたりまえを、発明しよう。」というビジョンを掲げ、事業活動に取り組んでおります。
自分の中でサービス開発力とは、UIデザインからシステム開発、インフラ構築に至るまでWebサービスを作る際に必要なテクノロジーの総力という定義付けをしているのですが、リブセンスはこの力に非常に優れていると思います。いちユーザーとして見えるのはデザインを中心とした表面的な部分ではありますが、エンジニア中心のメンバー構成で創業している事実や、コーポレートサイトのグローバルメニューに「技術開発」というメニューが目立っているところなどを見ると、テクノロジーに対しても同社の強いこだわりを感じることができます。
また、本項のタイトルに“安定した”という形容詞をつけましたが、サイト毎にクオリティにバラつきがなく、きちんと社内にサービス開発ノウハウが蓄積されている印象を受けました。UIデザインやレイアウトを見ても抜け目なく丁寧な作り込みがされており、信頼感のあるサイト作りに長けていると思います。デザインはどれもクセがなくニュートラルですが、これは同社が目指している「インフラとなるWebサービスを創る」という方向性を体現してのものでしょう。
※サービス開発力を謳うには内製化できる体制があることが前提となりますが、僕は自社サービスの成功と内製力は強い相関があると思っています。本気で良いサービスを作ろうと思うと、開発中も様々な仕様変更やディティールの調整が際限なく発生します。経験上、これらを全て外注すればコスト的に破綻してしまいますし、予算内に収めようとすれば妥協した状態でリリースせざるを得ません。消去法的に考えても、“こだわり抜く”モノづくりには内製化が必要だと言うことが分かります。しつこいようですが、本項で定義するサービス開発力は、この「内製力」を内包したものとして捉えていただければ幸いです。