Tokyo — 半月ほど前のことだが、すでに旧聞になった感がある。昨日、28日に、新国立競技場の基本設計案が発表されたからだ。コンペ当初のザハ・ハディド案から何度か縮小方向に修正され、その最終案なのだろう。このプランは、12日のシンポジウムでも紹介されていた。 「緊急シンポジウム 新国立競技場のもう一つの可能性 伊東豊雄の国立競技場改修案発表をうけて」というやたら長いタイトルは、その期待の大きさを象徴していたように思う。 会場に予定されていた建築家会館では応募者が捌ききれず、急遽、同じ千駄ヶ谷の津田塾ホールに変更になった。これまで建築家会館で何度か新国立競技場問題のシンポジウムが開催されており、まずそこで大丈夫と主催者は踏んだのだろう。しかし予想以上に反響は大きく、予定されていなかった記者会見も行なわれることになった。写真は会場ロビーで流れていた記者会見のようすである。伊東氏の右にいるのは、文化人...
Tokyo — マンションの8階に住んでいる。東側のベランダから国立競技場の照明塔が見えることは知っていたが、最近、西側のベランダからも見えることに気がついた。 屋上(11階相当)まで行けばもっと見えるのでは? と思って登ってみると、座席まで見えた。そこから85ミリのレンズをつけて撮影したのがこの写真である。写真全体を表示して右端のレンガの建物が日本青年館、左端にちょこっと見える緑までが競技場のはず。つまりこの...
Tokyo — SAYONARA国立競技場というプロジェクトがある。もうかなりのスケジュールが消化されているのだが、陸上、サッカー、ラグビーといったスポーツイベントのほかに、ももクロやAKB48、(いっしょにするのは申し訳ないが)ポール・マッカートニーといったライブコンサートが企画されている。その一環にスタジアムツアーがあり、競技場の中を解説付きで見ることができる。 そこで、五月一日、ツアーに参加してきた。よく晴...
Tokyo — 明治公園の東側(日本青年館側)に一段高くなっているところがあって、訪ねてきた人の格好の休憩所になっている。今、その一角に囲い柵が作られていて、番号がついた石がたくさん置かれている。すでに公園の西側(外苑西通り側)では、調査のための工事が終わっているので、その時に移動したものなのかもしれない。捕らえられ、番号を振られた姿は、石といえども痛々しい。 気をつけて見てみると、日本青年館の生垣にも番号がつ...
2014年5月31日午後8時30分、滑り込みで神宮外苑にたどりついた。
5月12日、建築家の伊東豊雄氏から現競技場の改修案が発表された。
いつも国立競技場を見ていたことに気がついた。
五月一日、五月晴れ初日の午後。国立競技場に行ってみた。
正門前の仮囲いはいつからあったのだろう。
地面の下には、木の根や虫たちと一緒に時間が埋まっている。
番号がつけられた石や草木をみて考えた。
雨上がりの日曜の朝、カメラをぶら下げて散歩にでた。
新宿区と渋谷区の境目、ぼくは渋谷区でこれを書き、老いぼれたベンチは新宿区にある。