image: Nospuds“どこで彼女とセックスをするのかは、東京の子供にとっては問題です”
女の子を好きになっても、僕は性的に厳格で抑圧された家庭に育ったから、セックスについてはとても臆病でした。
最初のガールフレンドが出来たとき、どこで彼女とセックスをするのかは、東京の子供にとっては問題です。ラブ・ホテル[1]を使う人もいましたが、僕はお金がなかったので、自分か彼女の小さい部屋か、もしくは天気のいい夏の夜は彼女を東郷神社[2]に誘いました。
雨の日にとても便利だったのが、その頃まだテレビ朝日のビルがあった通りのモデル・ハウス[3]です。モデル・ハウスがなぜ六本木の真ん中にあったのか理由は分かりませんが、裏庭のように仕立て上げている場所から簡単に中に入ることが出来ました。
自分の部屋よりずっときれいで、食べ物もお茶もありませんが、まるで自分の所有している家のように振る舞うことが出来て、彼女とふざけてとても楽しかったです。朝まで寝ることもありましたが、長居はしなかったと思います。他の人の経験を知りたいです。
referenced works
- ラブ・ホテル:恋人同士がくつろぐために用いる休憩もしくは宿泊施設。しみったれたビジネスホテルなどよりも、はるかに居心地がよいホテルも多い。 ↩
- 東郷神社:渋谷区の原宿にある、元日本海軍大将を奉った神社。勝負事を念頭においた参拝が多いといい、「勝守」というお守りがある。 ↩
- モデル・ハウス:販売促進やPRを目的として、住宅展示場に建てられる公開用サンプル住宅や分譲地に建てられた公開住宅を指す。実際の生活を疑似体験できるように、家具などが設置されている。PRによっては、宿泊などの体験サービスを行う場合もある。 ↩
location information
- 場所: 六本木テレ朝通り
- 時間: 深夜
- 緯度: 35.660001
- 経度: 139.726846
- 地図: Google Maps
commentary